第56回日本臨床分子形態学会総会・学術集会のご報告
川崎医科大学病理学 森谷卓也
令和6年9月28日(土)、29日(日)の2日間、岡山県倉敷にあります、川崎医科大学の現代医学教育博物館で、第56回日本臨床分子形態学会総会・学術集会を開催いたしました。倉敷での開催は、1995年に内科学(腎)の大澤源吾先生が主催されて以来2回目になります。今回は「分子形態学の深遠に挑む」テーマとし、講演7題、ワークショップ3つ、一般演題46題について、活発な議論がなされました。当日は126名の参加者を得ることができました。特別講演は原田慶恵先生(大阪大学蛋白質研究所)、石渡俊行先生(東京都健康長寿医療センター研究所)に、教育講演は山本直樹先生(藤田医科大学)、城所研吾先生(川崎医科大学)にご登壇いただきました。また、安澄記念賞受賞講演(笹野公伸先生)
学会奨励賞受賞講演(菰原義弘先生)が行われました。ワークショップは肝臓、皮膚、婦人生殖器の領域で行いました。初日の昼食時には、メディカルミュージアムの見学会も実施しました。座長や演者へのお礼は、博物館で販売しているオリジナルグッズといたしました。
開催にあたり、副会長の村上一郎先生、プログラム委員の皆様、事務局のオフィス尚道様、ご支援くださった企業、倉敷コンベンションビューロー、川崎医科大学同窓会、川崎医学・医療福祉学振興会、ならびに川崎医科大学の病理学教室・博物館のスタッフに心より御礼申し上げます。
*抄録集の表紙となったイラストは、病理学教室の佐貫史明先生の作品です。メディカルージアムの階段を下から見上げ、高みを目指すイメージ、と伺いました。